経理豆知識

経理業務にまつわる豆知識をご紹介しています。軽減税率や重加算税、法律など、経理の実務を進める上で担当者が知っておくべき制度のほか、仕訳処理の方法や経理業務を効率化するためのコツ、基礎知識、ステップアップするための情報もお届けします。最新の情報をピックアップしていくので、日々の情報収集にお役立てください。

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中小企業の資金調達で抜け落ちている視点とは

中小企業の資金調達で抜け落ちている視点とは

企業が資金を調達する方法はいくつかありますが、一般的にイメージしやすい調達方法は、①外部からの出資と、②金融機関からの融資になるでしょう。出資は返済する必要がないお金であり、借入金と違って利息も担保も必要ありません。しかし、中小企業が安易に出資を受けることには注意が必要です。 出資は融資よりも得なの […]
棚卸の計算方法と評価方法をマスター! その1:原価法

棚卸の計算方法と評価方法をマスター! その1:原価法

小売業・卸売業などの企業は、商品を仕入れて販売することで利益を得ています。しかし、仕入れた商品がすべて販売されるとは限らず、一部は在庫として翌期へ繰り越されます。そのため、決算時には、どのくらいの商品が販売され、どれだけの在庫が残っているのかを正確に把握し、適切に評価することが求められます。 企業が […]
特定支出控除で会社員も経費申告 経理に求められる対応とは?

特定支出控除で会社員も経費申告 経理に求められる対応とは?

会社員(給与所得者)でも「経費申告」ができる特定支出控除があります。これは一定の要件を満たす経費を所得税から控除できる制度であり、該当する人は積極的に利用したほうが所得税の負担が少なくなる可能性が高いため、節税として有利でしょう。しかし、制度を利用するためには、給与支払者の証明書が必要になるため、経 […]
ABC分析で戦略的な在庫管理を 事例から学ぶ活用方法と注意点

ABC分析で戦略的な在庫管理を 事例から学ぶ活用方法と注意点

ABC分析は、企業の商品や製品、サービスがどのように売れている、または売れていないということを詳細に把握することができる手法です。「分析」といっても、整理するだけで簡単に数値化(ランク分け)することができ、視覚的にもわかりやすいものです。ここでは、ABC分析の概要についてご紹介するとともに、ABC分 […]
未払金と未払費用 似て非なる2つの負債

未払金と未払費用 似て非なる2つの負債

負債には「未払金」と「未払費用」というものがあります。どちらも似たような名前で、同じような性質を持っていますが、企業会計の基準では明確に区別されています。これらについて、その差異にも注目しながら見ていきましょう。 どちらの項目も“未払い”であることは変わらない まず、共通する部分から確認をします。 […]
企業の方向性を左右する投資キャッシュフローの活用方法

企業の方向性を左右する投資キャッシュフローの活用方法

キャッシュフロー計算書とは何か 以前「投資キャッシュフローを見るときのポイントとは?」という記事でキャッシュフロー計算書について簡単に説明しました。キャッシュフロー計算書とは会社の1年間のキャッシュ(現金や預金など)の変動を表す財務諸表のことです。さらに資金の入出金を、営業活動、投資活動、財務活動の […]
福利厚生費と法定福利費、何が違う?福利厚生費に計上できる支出とは

福利厚生費と法定福利費、何が違う?福利厚生費に計上できる支出とは

福利厚生費とは 福利厚生費とは、従業員が働きやすい環境をつくるため、会社が支給する物品や癒しの機会といった福利厚生に関する支出に使用する勘定科目です。従業員の勤労意欲の向上、あるいは優秀な人材・長期の労働力の確保といった効果が期待でき、企業を長期的に成長させていくには欠かせない経費となります。 また […]
支店がある企業必見! 本支店会計から学ぶ仕訳方法の肝

支店がある企業必見! 本支店会計から学ぶ仕訳方法の肝

本支店会計とは 本支店会計とは、支店を開設する企業で使用する会計の方法です。これには、本店集中会計制度と支店独立会計制度の2つがあります。 本店集中会計制度と支店独立会計制度とは 本店集中会計制度は、本店が、本支店すべての経理を行う集中運用の会計方法です。支店はすべての会計処理を本店に報告し、本店が […]
決算公告の義務は守れている?公告企業がいまだ少ない理由とは

決算公告の義務は守れている?公告企業がいまだ少ない理由とは

決算公告という言葉を耳にしたことがある人は多いでしょう。この決算公告は大企業だけのものと考えていませんか。株式会社の場合、その規模に関係なく決算公告を行うことが「義務」とされているのです(2005年7月公布「新会社法 第440条」)。しかし、多くの企業がこの義務を遂行してないのが実情です。そのため今 […]
「あるべき現預金残高は月商の何倍」という考え方は本当に正しいのか

「あるべき現預金残高は月商の何倍」という考え方は本当に正しいのか

多くの経営課題の中で、経営者の最も頭を悩ませる課題は、やはり資金でしょう。すでに資金繰りが苦しくなってしまっているのは問題ですが、中小企業経営者から多く受ける質問の1つに、「会社は通常、いくらぐらい現預金を持っておくのが良いのか」というものがあります。もちろん、現預金は多ければ多いほど良いのかもしれ […]