【展示会レポート】Japan IT Week 春2016
こんにちは。経理プラス編集部です。
5月11日(水)~13日(金)の3日間にわたって、東京ビッグサイトで開催されていた「Japan IT Week春2016」という展示会に伺ってきました。
経理業務をサポートするサービスを提供している4社への取材を元に、展示会の様子をレポートしたいと思います。
Japan IT Week春2016とは
全部で12の専門展示会によって構成され、3日間で8万人以上の来場者数を誇る、国内最大級のIT専門展で、今年で第7回目を数えます。
世界最先端のIT製品・サービスが一堂に会し、国内外の業界関係者をはじめとして幅広いユーザーが来場するIT専門展です。
株式会社Cloud Payment
決済システムで有名なCloud Paymentのブースでは、請求管理のクラウドサービス「経理のミカタ」を紹介されていました。
経理のミカタ
「請求業務のオートメーション」を掲げる「経理のミカタ」は、SFAとERPの間にある請求~集金という作業を自動化するシステムです。
請求書の発行・送付、集金、入金確認、入金催促といった一連の作業が顧客ごとの設定に応じて行われ、継続的に請求を行う顧客へは一度の登録でその後自動的に請求が実行されます。これまで非効率な方法で行われていた作業を、手作業ゼロにできるため、業務効率化や、ミスの防止、顧客へのスピーディな対応が可能になります。
決済方法は、銀行振込、口座振替、カード決済、コンビニ決済に対応しているとのこと。様々な業種業態の企業に対応できるサービスです。また、期間別の売上や債権残高もリアルタイムで確認でき、経営分析などへの活用もできます。
2014年の冬にリリースされ、現在の導入社数は500社。今後は、「より他システムとの連携を強化していき、使いやすさの向上を目指します」と担当者は仰っていました。経理の業務効率化の大きな一躍となりそうなサービスです。
株式会社Donuts
ゲームアプリなどを手掛ける株式会社Donuts。今回は経費精算ワークフローと勤怠管理システムの2つのサービスを紹介されていました。
ジョブカン経費精算ワークフロー
「ジョブカン経費精算ワークフロー」は、2016年2月にリリースされたばかりのクラウドサービス。誰にでも簡単に使える高い操作性が特徴です。
特に、営業など外出が多い職種では交通費精算を外出先で済ますことも多いことから、スマートフォンでの使いやすさを追求したUIが好評だそうです。また、あらゆる経費精算のほか、稟議や取引先への支払依頼などのワークフローと経費精算を1つのシステムででき、複数のシステムをまたぐことなく使用することが可能です。
姉妹製品である、勤怠管理システム「ジョブカン」とのデータ連携も可能で、現在はユーザーデータのみですが、今後は完全に連携ができるようになるとのこと。利用料金は、ワークフローと経費精算を合わせて1ユーザー月額600円。お話を伺った方は「使っていただければ使いやすさが分かっていただけると思います。」と仰っていました。
株式会社WorkHub
社内コミュニケーションを円滑に行う方法として、注目されているチャットツール。メールとは違い、手間が少なく、スピーディにやり取りができることから、導入する企業が増えています。
WorkHub
「WorkHub」は、2016年4月にリリースされたばかりのチャットツール。チャットのみでなく、スケジュール管理、ワークフロー、タスク管理機能も搭載しており、シンプルで美しいUIが印象的です。
メインとなるチャット機能では、既読確認機能に加え、重要なコメントに印をつけて管理できるお気に入り機能、送付したメッセージの撤回機能などが用意されています。メッセージの検索、添付ファイルの管理などもでき、社内コミュニケーションを効率的に進めるための機能が揃っています。
スケジュール管理でも、ユーザー視点で考えられたかゆい所に手が届く機能が並びます。たとえば複数の候補日がある場合、多くのツールでは1日ずつ予定の登録が必要ですが、「WorkHub」だと1度に3日設定設定でき、日程が確定したあとは確定日を選択するだけで他の候補日が自動で削除されるので、重複作業の必要がなくなります。
費用は1ユーザー月間400円。チャット履歴の保存期間によって無料のプランも。今後注目のチャットツールと言えそうです。
株式会社ラクス
「経理プラス」を運営するラクスのブースの様子も紹介させていただきます。セミナースペースを設けたブースでたくさんの方にお立ち寄りいただきました。経理の方向けの2製品をご紹介します。
交通費精算システム「楽楽精算」
「楽楽精算」はクラウド型の交通費精算システムです。累計導入社数は1,200社以上。クラウド型の交通費精算システムでは導入実績No.1を2年連続で獲得しています。
Suica®やPASMO®などのICカードの履歴を読み込み、そのデータをそのまま交通費申請データとして使用することができ、運賃を調べたりする手間や入力の手間を削減することができます。展示会中は、実際にブースへお立ち寄りいただいたお客様のICカードを読み込み、申請の方法を説明するデモンストレーションをさせていただきました。
その他、経理担当者を楽にする機能を豊富に取り揃えており、また、申請された項目を自動で仕訳をする「自動仕訳機能」、会計ソフトへの自動連携機能などは、お越しいただいた経理担当者の方に大変好評でした。
※Suica®は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です
※PASMO®は株式会社パスモの登録商標です
電子請求書発行システム「楽楽明細」
「楽楽精算」の姉妹製品である「楽楽明細」は、請求書や納品書といった帳票をWEB発行できるシステムです。請求データをシステムに取込み、発行日時を指定するだけで帳票の作成・発行が完了できます。WEB発行への移行により、印刷や封入、郵送をする必要がなくなるため、印刷費・郵送費などを削減でき、業務時間を短縮することができます。
「郵送は残したままで請求書発行の手間だけなくしたい」という場合も、「郵送代行サービス」を利用いただくことで、請求書の発行~郵送処理までをすべて「楽楽明細」上で行っていただけます。請求書、納品書以外にも、支払明細や領収書の発行など対応できる帳票は様々。無料トライアルもご用意しておりますので、お気軽にお問合せください。
最後に
「Japan IT Week春2016」展示会レポート、いかがでしたでしょうか。
クラウドサービスを中心に4社のレポートをお送りいたしました。展示会は一度に多くの製品に触れることができる機会です。残念ながら参加ができなかったという方にも、こちらのレポートが経理の皆さまのお役に立てば幸いです。
取材にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!
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