【展示会レポート】Japan IT Week 秋 2015(前編)

【展示会レポート】Japan IT Week 秋 2015

こんにちは。経理プラス編集部です。
10月28日(水)~30日(金)の3日間にわたって、千葉・幕張メッセで開催されていた「Japan IT Week 秋 2015」という展示会に伺ってきました。
経理業務をサポートするサービスを提供している6社への取材を元に、前編、後編に渡って展示会の様子をレポートしたいと思います。

Japan IT Week 秋 2015とは

7つの専門展示会によって構成され、3万人以上の来場者数を誇る、国内最大級のIT専門展で、今年で第6回目を数えます。
世界最先端のIT製品・サービスが一堂に会し、国内外の業界関係者をはじめとして幅広いユーザーが来場するIT専門展です。

株式会社ネオジャパン

解放感のあるブースとセミナーでにぎわっていたネオジャパン。たくさんのデモ画面があり、製品画面を交えて詳しく機能をご紹介いただきました。

desknet’s NEO

ネオジャパン_ブース国産のクラウド型グループウェアの「desknet’s NEO」は、スケジュール管理をはじめ25の標準機能が搭載されています。
さらに今年の6月にリリースされた「交通費・経費精算」機能では日常のスケジュール登録の際に、交通費の登録ができるようになっています。ジョルダンの「乗換案内Biz」と連携しており、社員毎の定期区間に応じて自動で金額も控除してくれるそう。

ネオジャパン「毎日使用するグループウェアの中に精算機能があることで、わざわざ別システムを立ち上げる必要がなく延長上で作業ができるため、社員の手間がかからないのがメリットです」とご担当者の方は仰られていました。
「desknet’s NEO」は、月額の利用料400円/人に1人あたり+100円で利用できるので、わざわざ専用システムを入れる必要はないと考えている企業には導入しやすいツールと言えそうです。

交通費・経費精算システム「楽楽精算」 交通費・経費精算システム「楽楽精算」

日鉄日立システムエンジニアリング株式会社

時節柄、マイナンバーに関連した製品を紹介するブースも多くみられた今回のITWeek。その中でも日鉄日立システムエンジニアリングでは、支払調書に特化したマイナンバーサービスを紹介されていました。

まもれナンバード

日鉄日立システムエンジニアリングマイナンバーの支払調書対応に特化したソリューションで、支払調書発行の際のマイナンバーの管理、印字までをカバーしてくれるシステムです。必要な機能がセットアップされたPCに、起動時に必要となるUSBがセットで提供されます。「まもれナンバード」に会計・債務システムからデータを連携させればPC1台で管理が完了。USBを金庫に保管しておけば、セキュリティ対策もばっちりです。マイナンバーの使用履歴もとれるので、開示要求にもすぐに対応することができますね。

開発の経緯は、年に1回発生する支払調書の作成をアウトソーシングしても、監督責任は自社にあるため、自社管理をしたいという声が多かったことと、加えてマイナンバーの管理ツールを導入するとランニングコストがかかるため、支払調書に特化したシステムがほしいという要望からだそうです。もともと、大手企業向けに出していたものを、今年の10月中旬に中堅企業向けにリリースされたとのこと。マイナンバー制度が施行されたとあり、問合せは急増しているそうです。注目のシステムですね。

株式会社ラクス

「経理プラス」を運営するラクスのブースの様子も紹介させていただきます。「天才バカボン」のキャラクターを使用したにぎやかなブースで、たくさんの方にお立ち寄りいただきました。経理の方向けの2製品をご紹介します。

経費精算システム「楽楽精算」

ラクス_ブース楽楽精算」はクラウド型の経費精算システムです。累計導入社数は1,000社以上。交通費をはじめとした経費精算の申請・承認・精算という一連のフローをシステム上で行うことができ、申請の際の面倒な入力や承認作業を楽にしてくれます。
特に、経理の方の業務を効率化してくれる機能が多く、システム上で自動で仕訳を行う「自動仕訳」機能や、利用中の会計ソフトに合わせた形で精算データを作成できる「会計ソフト連携」機能があります。「経費精算の手間が3分の1になった、というお声もいただいています!」というのは担当者談。ブースでは、Suica®やPASMO®といったICカードの履歴をカードリーダーで読み取って申請データとして使用する、「ICカード連携」機能のデモンストレーションが好評でした。

※Suica®は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です
※PASMO®は株式会社パスモの登録商標です

電子請求書発行システム「楽楽明細」

楽楽精算請求書や納品書といった帳票を電子発行できる「楽楽明細」は、データをシステムに取込み、発行日時を指定するだけで帳票の作成・発行が完了できるシステムです。請求書などを電子発行するため、印刷費・郵送費などを削減でき、業務時間の短縮ができます。
電子発行への切り替えが難しいという場合でも、ラクスでは郵送代行のサービスも提供しているので、請求書発行のみをシステムで行い郵送はそのままという運用も可能です。その他、レイアウトが自由にできるのが特長で、現状お使いの帳票フォーマットをほぼそのまま再現できるため、好評をいただいています。

最後に

「Japan IT Week 秋 2015」展示会レポート前編、いかがでしたでしょうか。
前編では、交通費精算システムを中心に3社のレポートをお送りいたしました。後編も経理業務効率化を促進させる内容が盛りだくさんとなっておりますので、お楽しみに!

この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。