経費精算のIT化が流行している2つの理由

経費精算のIT化が流行している2つの理由

備品の購入、出張で利用した交通費や宿泊費、広告宣伝費の支払いなど、企業であれば必ず存在する経費精算業務。従来、紙やExcelで処理するのが一般的でしたが、これらの業務をIT化させる企業が2012年ごろから急速に増えているのをご存じでしょうか。

事実、企業の経理担当者800名に調査をしたところ、2012年から2013年にかけて、経費精算業務をIT化している企業が1.5倍に増加しており、現在も増加を続けています。

この流れは、IT投資にお金をかけられる大企業だけでなく、中小企業にも及んでいるのです。

なぜこれほどまでに経費精算のIT化が流行しているのか、理由をまとめました。

1.クラウド型システムの普及

クラウドサービスを利用する企業の増加

一昔前まではこのような全社システムを導入するためには、自社開発やパッケージシステムの導入が一般的でした。そのようなシステム導入には、初期費用に数百万~数千万円、保守費用などの維持費も年間数十万円かかるのが一般的です。大企業ならまだしも、中小企業にはこれほど金額をIT投資する余裕がありません。

そこで注目されていったのが、クラウド型システムです。
総務省が調査を行っている、『平成30年版 情報通信白書』によると、国内のクラウドサービスの利用状況として、「全体的に利用している」「一部の事業所又は部門で利用している」と回答した企業の割合は、2015年は44.6%、2016年は46.9%と、徐々に増加していき、2017年には56.9%と前年より大幅な増加がみられます。
このように現在では、半数以上の企業でクラウド型システムの復旧しており、今後も増加傾向が続くと予測されています。
参考:総務省「平成30年版 情報通信白書」

クラウドサービスが復旧する要因

クラウドサービスは、インターネット経由でサービスを利用します。自社でサーバーを用意する必要もないので、初期投資も、ランニング費用も抑えることができます。クラウド型の経費精算システムも、月額数万円から利用できるものが主流です。

以前はIT投資に手を出せなかった中小企業が、クラウドサービスの活用によりコストを抑えて利用できるようになったのが、経費精算システム普及の要因の1つです。 

2.交通系ICカードの普及と、それと連携するシステムの登場

Suica®やPASMO®といった交通系ICカードの普及に伴い、これらと連携して交通費申請ができるシステムが登場しています。交通系ICカードを“ピッ”とするだけで、利用履歴を読み込んで交通費の精算ができるイメージです。

ICcard

入力作業が減るので、移動の多い営業社員にとっては夢のような話です。興味がある方は、下記のような交通系ICカードと連携する交通費・経費精算システムのサイトをご覧ください。

>>交通費精算システム「楽楽精算」の機能について詳細を見る

また、「現在、社内でどのように交通費や経費の申請・承認・精算を行っているか」について、 「経理プラス」を運営する株式会社ラクスでは、経理担当者800人を対象にアンケートを取りました。 手間のかかる紙やExcelでの交通費精算にどれだけ時間が費やされているか、交通費精算システムを入れることで、どれだけ効率化ができ稼業時間が減るかをまとめておりますので、こちらもご覧ください。
経理プラス: 紙・Excelでの交通費精算からの脱却で作業時間を1/4にする方法

※Suica®は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です
※PASMO®は株式会社パスモの登録商標です 

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※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より

この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。

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※:デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より