【経理アンケート】今経理が学びたいこと!スキルアップを目指すにはどう勉強すればいい?

【経理アンケート】今経理が学びたいこと!スキルアップを目指すにはどう勉強すればいい?

目まぐるしく業務環境が変わっていく昨今、経理の皆様は、キャリアアップに向けてどんなことをしているのでしょうか。
この記事では、「経理プラス」の運営元である株式会社ラクスが、調査から経理の皆様が今スキルアップに向けて実践していることと、その方法を調査しました。
アンケートにご協力くださった「経理プラス」読者の皆様、誠にありがとうございました。

調査概要

調査方法: インターネットアンケート
対象者 : 「経理プラス」メールマガジン会員、通知購読者、SNSフォロワー
調査期間: 2021年6月18日~9月7日
有効回答数:538

今、経理が学びたいこと

現在経理の担当者は何に興味をもっているのでしょうか。調査したところ、下記の内容が上位を占めました。

  • 今年度の税制改正・法改正(65.8%)
  • 財務知識(53.3%)
  • 業務効率化システム(43.1%)
  • 他社業務効率化事例(42.6%)

※設問「現在キャリアアップに向けて学んでいることがあれば教えてください」の回答(n=279)

多くの方が今年度の制度改正に興味をもっていました。テレワークやペーパーレス化が進む中、業務フローの変更に追われていたという方も多いのではないでしょうか。この世情の変化に伴い毎年多くの法令改正が行われています。新しい知識をキャッチアップし続けることは今後も経理の重要な業務となりそうです。

経理プラス:【2021年度税制改正】電子帳簿保存法の要件緩和と保存方法の見直し

業務効率化システムの注目ポイントは「ペーパーレス化」

経理向けシステムについても関心が集まる中、特に興味があるという方が多かったのは以下のシステムです。

  • 経費精算システム(31.8%)
  • 予算管理システム(29.9%)
  • 電子請求書発行システム(29.7%)

※設問「経理向けシステムについて、興味のあるものを選択してください」の回答(n=418)

以前は業務効率化システムの導入には手間やコストがかかると考えている方も多くいらっしゃいましたが、近年はクラウド型システムの台頭により、比較的簡単・安価に導入することができるようになり、かえってコスト削減になる企業も増えています。特に経理業務のペーパーレス化対応を迫られる企業が増えており、今後も関心が集まりそうです。

スキルアップのために行うこと

現在経理担当者がキャリアアップのために行っていることについて聞いたところ、上位の回答は下記の通りでした。

  • 実務知識習得(47.0%)
  • 資格取得(39.8%)
  • 財務分析(28.0%)

※設問「現在キャリアアップに向けて学んでいることがあれば教えてください」の回答(n=279)
その他在宅勤務などで業務を行う中で、セルフマネジメントについて学んでいる方も17%と多数いらっしゃいました。続いて、スキルアップのためにどのようなことに取り組んでいるのか確認していきましょう。

勉強方法

「経理プラス」をはじめとするWebメディアや、書籍による自己学習が勉強方法の主流となるなか、8割の方が1週間に1回以上業務に関する知識を検索していることが分かりました。

また最近では動画サイトであるYouTubeを活用している方が全体の32.1%と大きく割合を増やしました。一方、知人に直接聞くと答えたかたは15.6%にとどまり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、対面での接触が低下していることが伺えます。
直接の接触機会が減る中でも、オンラインでのセミナーや勉強会は増えており、全体の32.8%の方が活用していると回答しました。直接会場に移動せずとも、遠方や自宅から気軽に専門家の情報を取得することができるようになっているため、積極的な活用をお勧めします。
※設問「業務に関する知識をどれくらいの頻度で検索しますか。」「経理関連知識を得る際、あなたが普段よく見る媒体について当てはまるものを選んでください。」の回答(n=418)

>>経理・財務向けイベント一覧はこちら

まとめ

今回のアンケート調査から企業の働き方が変わる中で、経理担当者のスキルアップ方法や興味がある内容にも変化が起こっていることが分かりました。 世の中の動きに合わせて、各担当者の知識習得や業務効率化が求められていきます。しっかりと情報をキャッチアップすることで、自身のスキルアップと働きやすい環境づくりを行いましょう。

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※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より

この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。