【ブックレビュー】図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本

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図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本

カテゴリ
: 連結会計
著者
: 飯塚 幸子
ページ数
: 326ページ
出版社
: 中央経済社
定価
: 3,800円+税
発行日
: 2014年4月1日

 

ベストターゲット

  • 初めて連結会計を担当する経理社員、経理責任者、CFO
  • 連結会計業務の構築を担うコンサルタント

 

読了目安

  • 3時間

 

30秒でわかる! 「図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本」のポイント

  1. 連結会計の基本が個別事例毎に図解されており、視覚的に理解出来ます。
  2. 数多くのシンプルな設例により具体的な連結仕訳がわかります。
  3. 連結会計の初学者からベテラン経理社員まで幅広く対応しています。
  4. PDCAサイクル、定量調査といった戦略立案はもちろん、改革推進派と現状維持派との駆け引きや心理戦などのリアルな面にも言及している
  5. 平成25年改正連結会計基準等に完全準拠した記載が行われています。

 

どんな内容が書かれているか? -連結会計特有の会計処理を設例と仕訳を用いながら説明

連結決算とは、親会社を中心とする企業グループに属する各個別の企業の財務諸表を合算した上で、企業グループ内の取引を相殺消去して、グループ全体の状況を把握する手続きです。企業グループ内には多くの内部的な取引が存在するため、個別企業の財務諸表を単純に合算しても正確な連結財務諸表は作成されません。
本書では、内部的な取引である、親会社の子会社への投資、グループ企業内での取引高、その取引に基づく債権債務残高及び在庫や固定資産となっているものの未実現利益など、内部取引相殺のための連結会計特有の会計処理を、簡略化した数値の設例と仕訳を用いながら説明しています。

 

「図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本」は全部読む必要がある本か?

親会社の子会社への投資(資本連結)・グループ企業内での取引(成果連結)・セグメント会計(開示手続)といった連結会計特有の論点毎に項目立てた記載が行われており、自社に該当する取引部分のみ読む形でも十分に内容を理解することが出来ます。
また、ケース毎に設例と仕訳が記載されているため、設例部分と仕訳部分のみを掻い摘んで読み、知識の確認に役立てることも可能です。

交通費・経費精算システム「楽楽精算」 交通費・経費精算システム「楽楽精算」

 

「図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本」の使い方-経理担当者としての経験やスキル、知識によって様々な使い方ができます。

時価発行増資やセグメント会計といった理解が難しい内容についても取り上げられており、はじめて連結会計に取り組む経理担当者のみでなく、経理マネージャーや経理責任者にとっても非常に有益な部分が多くなっています。
そのため、初めて連結会計に取り組む経理担当者は「入門書として利用」、経理マネージャーや経理責任者は「既存知識のアップデートとして利用」すると良いでしょう。

 

「図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本」の不足点-複雑な資本構成や内部取引、開示用財務諸表作成には他をあたるべき。

連結会計の基本から応用の全ての論点について網羅的な記載が行われていますが、簡略化されたケースの記載が多く実務上生じる複雑な資本構成や内部取引等のケースについては記載されていません。
また、連結キャッシュフロー計算書やセグメント会計の記載は行われているものの、本書のみでは実際レベルを満たす連結財務諸表を作成することは出来ません。ゆえに、開示用の連結財務諸表作成のためには、連結財務諸表に関する会計基準本文や個別論点が詳細に記載された専門書籍にあたるべきでしょう。

 

合わせて読みたい本

  • 詳解連結財務諸表作成ガイドブック:監査法人トーマツ
  • 連結財務諸表の実務:あずさ監査法人
  • 連結財務諸表の会計実務:新日本監査法人

 

著者紹介

飯塚 幸子

立教大学理学部化学科卒業後、大手化学メーカに就職するも、一念発起して公認会計士を目指す。公認会計士試験第2次試験合格後、大原簿記学校にて簿記講師として勤務し、特に連結会計に関しては多くの講座を受け持ち、生徒から絶大な評価を得る。某大手監査法人、コンサルティングファームを経て、連結会計システム「DivaSystem」の製造元である株式会社ディーバに転職。12年間、主に上場会社の連結会計システム導入・保守:教育、決算アウトソーシングに従事。平成24年2月に独立し、上場会社の連結決算支援、連結決算業務の改善などに従事するとともに、大原簿記学校グループ会社の非常勤講師も務める、数少ない独立系連結決算支援コンサルタントとして活躍中。

 

経費精算システム「楽楽精算」

● 著者

服部 峻介(セブンリッチ会計事務所)

服部 峻介(セブンリッチ会計事務所)

北海道大学経済学部卒。有限責任監査法人トーマツ入社後、上場企業の監査、内部統制、IPO支援、株価算定、M&A、不正調査等を実施。経営コンサルティング会社役員を経て、Seven Rich会計事務所を開業。スタートアップ企業を中心に、3年で160社以上の新規クライアントに対して会社の設立から会計税務、総務、ファイナンス、IPOコンサルなど幅広い支援を行っている。

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