【セミナーレポート】電子帳簿保存法の最新動向と、経費精算業務の未来像 -スキャナ保存申請に対応した経費精算の運用事例をご紹介―

【セミナーレポート】電子帳簿保存法の最新動向と、経費精算業務の未来像 -スキャナ保存申請に対応した経費精算の運用事例をご紹介―

こんにちは。経理プラス編集部です。

7月22日(金)に「電子帳簿保存法の最新動向と、経費精算業務の未来像 -スキャナ保存申請に対応した経費精算の運用事例をご紹介―」というセミナーを開催いたしました。

「経理プラス」が主催する初めてのセミナー。今回はその様子をレポートさせていただきます。

交通費・経費精算システム「楽楽精算」 交通費・経費精算システム「楽楽精算」

セミナー開催報告

本セミナーでは、9月に改正が控える電子帳簿保存法をテーマとして開催いたしました。

経理担当者の皆様にとって気になるワードである電子帳簿保存法。当日は残念ながらお天気はあまりよくありませんでしたが、総勢87名もの方にご参加をいただきました。セミナーに足をお運びいただいた皆様に御礼申し上げます。

基調講演:電子帳簿保存法の最新動向と、帳簿書類のスキャナ保存完全解説

IMG_9628基調講演では、電子帳簿保存法の概要や最新動向をSKJ総合税理事務所の坂本真一郎先生にご講演いただきました。
平成28年度税制改正大綱におけるスキャナ保存の改正点や、それに伴う国税関係書類のスキャナ保存制度の下での体制の取り方もご紹介いただき、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。

質疑応答の時間でも、定期検査の詳細な運用に関する質問や、領収書のスマホ撮影解禁に対しる画質の質問、タイムスタンプの付与期限に関する質問などなど…、実にさまざまな質問が坂本先生に寄せられており、経理担当者の皆さんの電子帳簿保存法への関心の高さがうかがえました。

第2講演:電子帳簿保存法で変わる経費精算 スキャナ保存申請に対応した経費精算事例をご紹介

IMG_96472つ目の講演では、経費精算における電子帳簿保存法への対応に焦点をあて、株式会社ラクス 経理改善システムコンサルタントの大塚智史よりお話しいたしました。

「経理プラス」を運営する株式会社ラクスでは、スキャナ保存申請手続きを行っており、ラクスの事例をもとに申請手続きについてご紹介をさせていただきました。また、スキャナ保存申請に対応した経費精算フローの事例なども紹介させていただき、セミナー後に実施したアンケートにおいても多くの方々にご満足をいただけたご様子でした。

経費精算システム「楽楽精算」も少しだけご紹介させていただき、経費精算をシステム化することにより得られる、経理業務の効率化メリットをお話いたしました。

第3講演:領収書だけでなく請求書も電子化の時代に!領収書電子化システムで変わる請求業務

IMG_96533つ目の講演では、株式会社ラクス 経理改善システムコンサルタントの倉島祐一郎より請求書の電子化に焦点をあてた講演をさせていただきました。
電子帳簿保存法における領収書の電子化、とは少し毛色が異なりましたが、同じく注目されているワードとしてその動向や、メリットなどをご紹介させていただきました。

請求書電子化の主なメリットはコスト削減ができることです。紙での発行を完璧にゼロにすることにより、紙代、印刷代、封筒代などの資材費に加え、郵送代を削減することができます。その効果は、月間500件の請求書を発行している企業ですと年間約120万円にものぼります。
電子化には専用のシステム導入が有効です。システムの利用コストはかかりますが、クラウドサービスを利用すれば月額の負担は比較的軽く済ますことができ、コスト削減分と比較するとそれにかかる費用はわずかなものです。講義では、ラクスが提供する請求書電子化システム「楽楽明細」にて、「5分で請求書発行が完了する」デモンストレーションを実施。講義に参加された皆さんに操作性の高さをご覧いただきました。

最後に

セミナーレポートをお届けいたしました。
「経理プラス」では、今後も経理業務に関するテーマのセミナーを開催していく予定です。このようなテーマのセミナーを聞きたい、などご要望がございましたら、ぜひお気軽にお寄せください!

この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。