【展示会レポート】Japan IT Week 秋 2015(後編)

【展示会レポート】Japan IT Week 秋 2015(後編)

こんにちは。経理プラス編集部です。
前回の「Japan IT Week 秋 2015」展示会レポート(前編)に引き続き、今回は後編をお届いたします。

 

株式会社アックスコンサルティング

クラウド会計ソフト「Crew会計」をはじめ、数々のクラウドサービスをリリースされているアックスコンサルティング。各製品の特長を伺いました。

Crew会計

アックスコンサルティングCrewは完全クラウドの会計ソフト。中小企業向きで、売上1億円未満の企業で採用されることが多いそうです。わかりやすいインターフェイスで経理知識のある人はもちろん、経理知識がない人でも勘定科目の候補を表示してくれる科目連想機能によるサポートがあるなど、親切な設計が特長です。
「Crewパートナー事務所」という会計事務所のネットワークへの登録社数が全国に700社以上あり、会計事務所からのサポートも心強いサービスです。

Crew明細配信

完全クラウドの給与明細配信ソフトで、スマートフォン・タブレットにも対応。紙での給与明細発行を廃止できるので、印刷、仕分、配送作業をなくすことができます。発行の手間がかかる従業員数300名以上の企業での利用が多いとのことです。スマートフォンでの確認画面を拝見しましたが、とても美しいインターフェイスで、給与明細の確認がしやすそうでした。
ランニングコストが安いことも特長の一つで、20名までは月額1,000円、以降1人あたり35円で利用ができます。また、アックスコンサルティングでは、給与計算ソフト「Crew給与計算」も提供されており、両ソフトの連携も可能です。併用して使用することで給与の設定、毎月の変動項目の入力、社員・従業員への給与明細Web配信、Crew会計への取り込みが一連の作業としてスムーズに行えます。

Crewマイナンバー

アックスコンサルティング_2マイナンバーの収集、管理ができ、Crew給与計算とCrew明細配信の連携も可能なシステムです。マイナンバーを扱うことで生じるリスクを極力、少なくしたいという担当者からの引き合いが多いそうです。スマートフォンでマイナンバーの入力および写真の登録ができますし、TRUSTeも取得しているので安心して利用できます。

交通費・経費精算システム「楽楽精算」 交通費・経費精算システム「楽楽精算」

ウイングアーク1st株式会社

ウイングアーク1stでは、帳票システムとして販売20年の歴史と19,000社への導入実績を持つ「SVF」のクラウド版「SVF Cloud」を紹介していました。

SVF Cloud

ウイングアーク1st今年の6月にリリースされた「SVF Cloud」は、業種・業務を問わずさまざまな帳票レイアウトを作成することができるクラウドサービスです。帳票作成の際は、ドラッグ&ドロップで項目を自由に配置し、感覚的な操作で様々な帳票を作成できます。編集部員も実際に帳票作成の様子を見せていただきましたが、すいすいと項目をマウスで配置し、項目の大きさの変更などもExcelを操作するような感覚ででき、思わず「お~」いう声が漏れてしまいました。ご担当者も「これまでのようにプログラミングで帳票を作成する場合と比べ、生産性が格段にアップします」と仰っており、納得の操作感でした。
今後は、帳票印刷の際の表示崩れや送信データが重くなることを防ぐプリンタへの対応や、クラウドストレージへの連携を予定している他、クラウドからプリンタへのダイレクト印刷など様々な機能を実装予定とのこと。どんどん強いサービスへとなっていきそうです。SalesforceやKintoneといった主要なクラウドサービスとも連携可能で、クラウドサービスだからこその手軽さと使いやすさ、メリットを大いに受けられるのも嬉しいですね。

 

FutureOne株式会社

企業の基幹業務をサポートする様々な製品を提供されているFutureOne。今回はクラウド会計ソフトについてお話を伺ってきました。

FUTUREONEクラウド会計

FutureOne2005年にリリースされた「FUTUREONEクラウド会計」は、10年の歴史をもち、19,000社の導入社数を誇ります。利用社複数拠点での連携や、同時編集などクラウドならではのメリットが魅力です。
他にも、操作の権限設定ができたり、いつだれがどのような操作をしたのかログを記録しているため、間違いなどのリスクを最低限に抑えることができる仕組みとなっています。マスタを豊富に持てるのが特長で、勘定科目数や会計データの集計軸を多数設定することが可能です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。
大賑わいだったITWeek。各社それぞれのカラーが出たブースを出しており、歩いているだけで大変面白かったです!展示会は一遍に多くの製品に触れることができる機会ですので、こちらのレポートが経理の皆さまのお役に立てたならば幸いです。

取材にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!

この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。