即戦力を見極める!経理スタッフ採用のコツ-CFOを目指す経理担当者のためのスキルアップ講座

経理部門のスタッフを採用する場合、面接で、どのような質問をされているでしょうか。どの部門でもそうですが、人材の採用を間違えると、その後の業務に大きな影響が出てしまいます。特に、経理部門となると、月次決算だけでなく、年度末決算という大仕事もあり、期待通りの働きをしてもらえないと、結局、自分で業務を回す羽目になることになります。今回は、そのようなミスマッチを防止し、将来自分の右腕になってもらえる資質をもった人材を採用するために必要な、採用の際のポイントをお話します。

 

資格面では、簿記2級と基礎的コミュニケーション

知識の面では、やはり日商簿記2級程度は持っていて欲しいところです。製造業であれば、原価計算が入りますので、日商簿記2級は必須です。また、外資系やグローバル企業で連結決算を担当するような場合は日商簿記1級が必要になるでしょう。いずれの場合も最低ラインは簿記2級です。

経理部門スタッフで、将来は自分の右腕候補という人材を求めている場合は、月次決算、期末年次決算をし、親会社や関連会社への折衝をする仕事も任せたいとなれば、コミュニケーション能力も求めたいところです。また、製造業であれば、営業、購買(仕入れ)、製造、技術等の各部門とも月次決算、期末決算に必要なデータ、資料を提出してもらうことも多々ありますので、コミュニケーションスキルは必須と言えます。締め日までに提出してもらう必要がある資料もありますし、締め後必要になる資料もありますので、各部門に協力してもらう必要があります。そういう意味でも適切にコミュニケーションを取る必要がありますので、このスキルは必須です。面接時に、質問に対し、適切に回答できているかでこのスキルがあるかどうかは十分わかります。このスキルが欠けている方は、質問と関係ない回答をしたり、回答がポイントのずれたものになっていたりするのですぐわかります。

 

実務面では、年次決算の3年以上の経験

期末決算は、月次決算よりも多くの業務があります。そのため、一度の経験では不足で、一つの会社で少なくとも3年以上の実務経験が必須です。年に一度だけの処理もたくさんあり、一度だけでは処理法に習熟出来ず、また次年度に処理を思い出す羽目になります。期末決算を最低3回経験していれば、新しい環境(会社)でも十分対応できると考えて良いでしょう。

また、注意点としては、小さな規模の会社勤務経験しかない場合、決算処理で必要な調整仕訳(減価償却、未払い費用等)を外部の会計士さんにやってもらっているケースもあり、実際の仕訳の経験がない場合もありますので注意が必要です。また、逆に大きな規模の会社で経理課にいても、限られた一部の仕事経験しかない場合もありますので、ここでも注意が必要です。さもないと、採用後、結局、自分で最初から教える羽目になってしまいます。

 

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基本は、一緒に働いて楽しいと思えるかどうか

資格面、実務面をクリアしていても、基本として、自分と気が合うかどうかが大切になります。チームの一員として、一緒に長時間共にするわけですから、たとえ、スキルが高く有能であっても、チームの一員として一緒に働くというチームワークが出来ない人と共に働くというのは苦痛でしかありません。他の部門にも迷惑がかかること間違いなしです。

また、経理の仕事の中には、単純作業、例えば伝票入力や小口現金管理等ですが、こういった仕事、作業は毎月発生するものになります。スキルが高く有能であっても、こういった仕事を毛嫌いする方は向かないかもしれません。

 

まとめ

これまでお話してきたことで、経理担当者をどのような面から見て、採用すればよいか、採用の際のポイントがおわかりになったことと思います。資格面、実務面、そして最後の決め手は、「一緒に働いて楽しいと思えるかどうか」です。これらのポイントは、経理実務経験の長いベテランの方々が異口同音におっしゃっていることです。ご参考になれば幸いです。

 

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経費精算システム「楽楽精算」
● 著者
経理プラス編集部

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