【開催報告】第16回 経理勉強会を開催しました!
10月10日(土)に第16回 経理勉強会を開催いたしました。
今回は、前回の福岡から1年3か月ぶりに「選べる3つのテーマ!経理雑談会【ONLINE】 #経理にしか伝わらない話をしよう」と題し、参加者様同士のフリートーク形式のイベントを行いました。本記事では、大盛り上がりとなった雑談会と懇親会の様子をレポートいたします!
経理雑談会とは
今回のイベントは、事前に用意された経理業務に関する16のテーマの中から、お申込時に参加したいテーマを選んでいただき、1人3テーマずつグループに分かれてZoom上で“雑談”をしていただきました。普段なかなか話す機会がない他社の経理の方から話を聞いて業務改善のヒントを得たり、参加者同士で交流を深めていただきました。
雑談会テーマ
<業務効率化系>
- リモートへの切り替えができなかった経理業務と、今後の対策
- リモートワーク下におけるタスク管理とコミュニケーションの課題を共有しよう
- コロナ流行以後の新規銀行借入の状況、政府の支援制度の活用状況を共有しよう
- 軽減税率の導入と、経理業務の課題・効率化
- RPAを利用した経理業務効率化
- BPOを利用した経理業務効率化
- AI化時代に、経理として存在価値を出すためには
- 各種管理系システム(経費精算、請求書電子化、勤怠管理等)による業務効率化
- 電子化・ペーパーレス化対策を洗い出す
- 電子帳簿保存法の対応状況と課題を共有しよう
- 効率的な月次決算について紹介しあう
- 予実管理の効率化や管理会計の活用を考える
<キャリアアップ・マネジメント系>
- 経理としての昇給、昇格、転職の成功事例を紹介しあおう
- 経理としての中期キャリアプラン
- 自己研鑽、何をすべきか?
- メンバー、チーム育成の取り組みを紹介しあおう
初めてのオンライン開催となりましたが、当日は47名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。
テレワークについての事前アンケート結果
今回の雑談会では、新たなテーマとして加わった「テレワーク」について、事前にみなさまのテレワーク状況についてアンケートを実施いたしました。
≪アンケート内容≫
- 最近1ヶ月間の自宅勤務の頻度をお教えください。
- 経理業務のテレワーク化により、生産性はどう変化しましたか?
- 経理業務のテレワーク化において、課題に感じたことをお教えください
その結果、今回お申込みいただいた方の43%がフル出勤されており、リモート化は一部でしか実現できていないことがわかりました。その一方、テレワークにおける業務生産性については、半数が変化なしと回答しており、テレワーク化がなかなか進まない背景には、生産性よりも他の問題があることが予想されます。
さらにテレワーク時の課題についてお伺いしたこところ、各社の取り組みで解決が可能な課題とそうでない課題があることが見えてきました。
自社で解決可能な自宅勤務の課題
- 社内書類が紙ベース
- 社員教育ができない
- 部下の業務把握が難しい
- 紙ベースじゃないとチェック制度が落ちる
- メンバー間コミュニケーションがとりづらい
- 成果が見えづらい
上記にあげている問題については、業務フローの変更や、システムの導入によって改善できる可能性が高く、雑談会の中でも、それぞれの会社の取り組み方法について意見が交わされていました。しかし、一部の問題は解決が困難という結論がでていたものもありました。
解決が困難な自宅勤務の課題
- 行政書類が紙ベース
- 実押印が必要な書類(銀行等)
- 郵送物受け取り
これらは全て自社のみではなく、取引先、あるいは行政の対応の変化がなければ解決することができません。現在行政についてもペーパーレス化が進められていますが、現在のテレワーク需要に対してはまだまだ追い付いていないと言えるでしょう。
雑談会の様子
全体の進行役は、アドバイザーとして株式会社ROXXの堀 直之様にお越しいただきました。雑談会は1人につき3テーマ、グループに分かれてお話しいただきました。1グループ3~6名ほどで、参加テーマが替わるごとに各グループにて自己紹介から開始し、その後ファシリテーターになった方がテーマに沿ってどのような雑談をしたいかをまとめ、約50分間のフリートークをしていただきました。
どのグループも初めはオンラインでの会話に戸惑われていたものの、同じ経理担当同士共感しあえることも多く、お互いの自己紹介の後はすぐに会話が盛り上がり、大変賑やかな雰囲気でした。
雑談の中では、それぞれの会社ごとの日時業務の効率化方法や、資格の効率的な勉強方法などの紹介があり、非常に興味深い内容でした。
その中でもやはり業務におけるシステム活用は多くのグループで話題に上がっており、「経理プラス」を運営する株式会社ラクスは経費精算業務を効率化するクラウドサービス「楽楽精算」を提供していますが、「楽楽精算」だけでなくそれ以外の経費精算システムを利用されている方もそれぞれのシステムの使いやすい点や活用方法などを紹介しあい、システム化を検討されていた参加者の方はリアルな話を聞けてとても参考になっているようでした。参加者同士で経理業務の課題について意見交換ができるだけでなく、実際に業務効率化に取り組んだ成功事例や失敗事例を聞くこともでき、密度の濃い時間になったのではと思います。
雑談が終了したあとは、懇親会としてランダムでルームを分けさせていただき、どのグループも雑談会を振り返りつつ、フランクな情報共有の場としていただきました。
今回はオンライン開催ということもあり、いつも東京や大阪で勉強会に参加してくださっている常連の方々が交流されていたり、まだイベントを開催できていない北海道などのエリアからご参加いただいた方もいらっしゃり、普段は中々会えないような方々が交流できる機会になったことをとてもうれしく思いました。
次回の開催もお楽しみに!
初のオンライン開催での経理勉強会でしたが、全国の経理担当者の方にご参加いただき大盛り上がりの会となりました。
今後もオンラインはもちろん、またリアルイベントが開催できるようになりましたらさまざまなエリアで勉強会などのイベントを開催していきたいと思っています。
実施が決定しましたら「経理プラス」や、SNS、メルマガ等でご案内をさせていただきます。今後とも「経理プラス」をよろしくお願いいたします。
この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。