部下はキャリアプランをどう考えている?一般社員250名に聞いた未来の自分
こんにちは。経理プラス編集部です。
こちらをご覧の皆さんは、日々経理についての知識取得や、部下の教育に励んでいることと思います。しかし、部下の教育について「どのような方法が良いのかわからない」、「部下は本当にやる気があるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本日は、教育を受けている側である経理の一般社員250名に行った調査の中から、将来の目指すべき姿について聞いた結果を報告したいと思います。管理職の方も一般社員の方もぜひご覧ください。
調査概要
調査方法
インターネット調査
調査期間
2015年11月13日~15日
対象者
経理担当者(一般社員)
回答数
250
経理の一般社員は現状維持志向
早速結果を見て行きましょう。
「目指している将来の自分の姿はどのようなものですか?」という質問に対して、下記のような回答が得られました。
「CFO」、「経理部門の管理職」、「経理部門の一般社員」とこのまま経理畑でキャリアを重ねて行くという回答が全体の78.4%と圧倒的な割合を占めました。その中で注目すべき点は、その中でも「経理部門の一般社員」と現状維持を願う声が58.4%を占めたことです。経理部門の一般社員の多くは出世意欲が低めのようですね…。もともと中小企業では経理部門の人数が多くなく、管理職のポスト人数も決まっていることから「自分はこのままいても管理職にはつけない」と思っている方が多いのでしょうか。
一方、「経理部門以外の職種」を目指すと答えた方は15.6%。「経営者を目指す」方は0.4%と少なく、「自営業」と答えた方は3.2%いました。これらのジョブチェンジを望むという方を合わせると19.2%。一般社員のうち全体の2割がジョブチェンジを考えているというのは多いのでしょうか、少ないのでしょうか…皆さんの感想はいかがでしょうか。
「その他」と答えた方の声では、「ない」や「わからない」という回答が中心に見られました。若手の一般社員の方の中には、まだキャリアプランが描けていない方もいるのかもしれませんね。
全体として、経理部門でキャリアアップしていくビジョンを持つ人がやや少ない印象となりました。経理分野で活躍できる部下を育成するのも上司の役割。上司の皆さんは、自分が意欲を持って仕事をしている姿を見せてみたり、教育方法の見直しを行い、部下のやる気を引き出してみてはいかがでしょうか。
「経理の教育制度事情」レポートのお知らせ
「経理プラス」では経理担当者500名にアンケートを行い、役職別に現状の自社の教育制度についての満足度や、どのような教育を行っているか、部下はどのような教育を受けたいと思っているかを調査しました。
そちらを「現職経理担当者500名に聞いた、経理の教育制度事情レポート」としてまとめました。無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。
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