最新版!経理業務を効率化するITツール4選
ITやクラウドという言葉が盛んに使われる昨今、経理業務においても年々その頻度は高くなってきています。さらに、政府が推進する働き方改革では残業時間の是正が取り上げられ、そこにITが寄与するという期待が高まっています。
本記事では、ITによって業務を効率化させるメリットと、最新の経理業務効率化ツールをご紹介いたします。
ITツール活用のメリット
経理業務にITを取り入れることで期待できるメリットは多くあります。
経理担当者の業務負担の減少
最も大きな効果がこちらです。書類でのやり取りや確認、データ入力などの単純作業がなくなるため、作業時間が短縮します。これにより、月次決算の早期化や経営分析へ時間を割くなど、より高度なアウトプットができるようになります。
コストの削減
作業時間が減ることでコストの削減が見込めます。また、書類が減ることで紙代・印刷代などの資材費や保管コスト、場合によっては郵送費なども減らすことができます。
人的ミスの減少
単純作業をITに任せることで、入力ミス、計算ミスなどの人的ミスが減少します。
経営判断のスピードアップ
ITにより集計作業のスピードアップや月次決算の早期化を行うことで、経営判断のスピードも上げることができます。
経理業務を効率化するITツール 最新4選
広い範囲におよぶ経理業務。一口にIT化と言っても、すべてを一括でIT化できるツールはありません。業務分野ごとに専用のシステムやツールが提供されています。ここでは、代表的なものを4つご紹介いたします。
交通費・経費精算システム:精算フローをIT化!会計ソフトへの連携も
交通費や交際費の精算など、ほぼすべての企業で発生する経費精算業務は、経理部門の負担も大きく、IT化による効率化の効果が大きいもののひとつです。経費精算システムでは、申請~承認までのフローをシステム上で行うことで、紙での煩雑なやり取りをなくすことができます。
交通費における定期区間の運賃控除や、交際費における人数の入力補助など、承認者を楽にする機能が用意されているので、経理部門でのチェック時間も短縮されます。
クラウド型の経費精算システムにおいて導入社数国内第一位※の交通費・経費精算システム「楽楽精算」では、申請内容から自動で仕訳が起こり、それを会計ソフトへ連携することができるため、経理部門での手入力の手間やミスを削減することができます。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2022年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/)より
電子請求書発行システム:請求書到着までの時間を短縮!即時差替えも対応
電子請求書発行システムは紙で郵送していた請求書をシステム上で発行し、ペーパレス化を促すものです。請求データをシステムに取込むと電子請求書が顧客ごとのマイページにアップロードされる仕組みです。請求書の印刷や封入の手間がなくなり、郵送の過程もなくなるため相手に届くまでの時間が短縮されます。
システム上での発行なので、差替えなども即時に対応できます。請求書に限らず、支払明細や納品書などを電子化することもできます。
電子請求書発行システム「楽楽明細」では、郵送を希望する顧客のために、郵送代行も行っているので、顧客の希望する受取方法に合わせての発行も可能です。
入金消込サービス:月末の業務集中を解消!自動学習でヒット率向上
入金消込サービスは、請求書の入金確認などの手間を削減することができるサービスです。
請求書などの売上・請求データをもとに、その請求とそれに対する入金の突合せを自動で行います。取引が多い、業務が属人化してしまっている企業にとってはIT化による効率化による大きな効果があります。
様々な会社よりシステムがリリースされていますが、自動学習機能が搭載されているものが多く、使っていくほどに間違いがなくなり、高いヒット率を出せるようになります。月末など月の特定期間に集中する業務を効率化することは、残業時間の削減にもつながります。なかでも入金消込・債権管理自動化システムの「Victory-ONE」は、長年の実績があり、入金消込・債権管理の業務に特化したきめ細かい機能を備えています。
振込代行サービス:振込手数料が一律で格安に!
振込手数料を圧倒的に安くすることができるのが、振込代行サービスです。通常、振込手数料は同じ銀行間や他行、窓口やインターネットバンキングかによって変動しますが、振込代行サービスでは、それを一律の料金で利用することができます。
1件当たりの入金額は、提供元によって異なりますが200円代~400円程となっており、入金件数が多いほど年間の削減コストは大きくなります。また、入金方法もシステムにデータをアップロードするだけなので、銀行に出向く必要もなく時間の削減にもつながります。まだ認知度は低いですが、今後注目のサービスです。
まとめ
経理業務を効率化する最新ツールを4つご紹介いたしました。
システム化には、情報共有が簡単という点や、クラウドサービスであれば自社での保守管理やアップデートが不要な点など、他にも様々なメリットがあります。また、ITツールの導入には、情報収集やサービス理解、社内調整や外部との交渉などの能力が必要となります。業務効率化のため解決策を考えITツールを導入するという経験は、ビジネスパーソンとしてのスキル強化にもつながるかもしれません。
ここでご紹介したツールのほかにも経理業務向けのシステムは各社より豊富に提供されていますので、自社の課題に沿って情報を収集してみてはいかがでしょうか。
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※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より
この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。
この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。
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※:デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より