【開催報告】経理プラスサミット2022を開催しました!
経理プラスサミット
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まり早2年、企業を取り巻く環境は大幅に変わりました。
経理担当者には、毎年の法改正をはじめとし、最新情報のキャッチアップが求められるようになっています。それと同時に、経理部門においても、さらなる生産性の向上、新しい時代に適合した働き方が求められています。
今回「経理プラスサミット」では、最新の法令・制度改正はもちろん、経理のスキルアップや業務の効率化の一助となる勉強会を9講義開催し、累計約2,400名の方にご参加いただきました。
講義内容
Day1:2/18(金)開催講義
社内コミュニケーションの改善で生産性150%向上!?
開催従業員からの質問や相談など、毎日の社内コミュニケーションに時間がかかっていると感じたことはありませんか?
本講義では、社内コミュニケーションをある方法で改善することにより、生産性を大きく向上させる方法をご紹介しました。
講師:株式会社ラクス/福田 真澄氏(インサイドセールスチームリーダー)
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令和4年度税制改正のポイント
講義形式で令和4年度(2022年度)税制改正大綱に基づき、主な改正項目とその対応方法を解説するオンラインセミナーです。
毎年大きな改正が続いていますが、来年度の変更点についても早めの対応ができるよう、法人が注意すべき内容を分かりやすくまとめて解説しました。
講師:税理士法人 山田&パートナーズ/木本 有紀氏(税理士)
国税庁OB税理士に聞く!改正電子帳簿保存法の最新情報~令和4年度税制改正大綱を踏まえた今後の電子化の検討ポイント~
2022年度の法改正により、ますます電子帳簿保存法の導入のハードルが下がっています。その一方でPDFファイルなどの電子データで受け取った請求書を紙に印刷して保存することができなくなり、電子保存が必須になるなど、対応に追われている方も多いのではないでしょうか。今回は電子帳簿保存法に対応する方法を、国税庁OB税理士の袖山先生に分かりやすく解説いただきまました。
講師:SKJコンサルティング合同会社/袖山 喜久造氏(所長・税理士)
インボイス制度・郵便法改正解説セミナー~法改正や制度の開始に向けて、今取り組むべきこと~
今、請求書業務は、大きな転換期を迎えています。
2021年10月に改正した郵便法や、2023年10月に始まるインボイス制度といった法改正や制度の開始により、請求書にまつわる業務フローを再構築しようとしている企業も多いのではないでしょうか。この講義では経理が対応しなければいけないインボイス制度・郵便法改正の内容と対応方法を分かりやすく解説しました。
講師:Sansan株式会社/柴野 亮氏(公認会計士)
未来に向けたITシステムの選び方
外部環境の変化によってITの活用が不可欠な今、ITをうまく活用できている企業・人と、活用しきれない企業・人での「デジタル格差」が問題になっています。
特に経理部門の方々はデジタル化への高いハードルを抱えている場合が多いですが、本講義では未来に向けてITを活用していくために、経理の枠にとらわれない視点から、「抑えるべきシステム選びの考え方」をご紹介しました。
講師:株式会社ラクス/滝澤 幸憲氏(楽楽精算事業統括部 ユニットリーダー)
>>電子帳簿保存法でお悩みの方、電子帳簿保存法対応No.1の「楽楽精算」でペーパーレス化を実現しませんか?
※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より
「請求書の電子発行」で生産性を20倍に!経理業務改善事例をご紹介
本パートでは、ラクスの経理業務改善コンサルタントより、弊社が毎月14,000件の請求業務をどのように実施しているのか、具体的にどの部分が生産性向上に寄与したのかを、受注処理~請求書発送までの具体的な業務の流れに照らして、ご紹介しました。
講師:株式会社ラクス/三上 皐誠氏(楽楽明細事業部/経理業務改善コンサルタント)
Day2:2/19(土)開催講義
次世代型経理人材を目指す
~経理×データサイエンスでDXを加速する人材へ~
「会計の知識を武器にキャリアアップしたい!」「簿記2級は持っているし、実務経験もあるけど、次のステップはどうしたら拓けるか」など、将来の方向性についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。本講義では、データサイエンスと経理業務の共通点、経理人材がデータサイエンスを学ぶ意義をお話するとともに、次世代型経理人材として目指すべき学びは何かについてご説明しました。
講師:株式会社データミックス/堅田 洋資氏(代表取締役/データサイエンティスト)
経理が気を付けるべき決算、新制度のポイント解説
~コロナ禍における法人決算とインボイス制度の対応~
令和になり経理を取り巻く環境は大きく変化しています。本講義では、令和4年3月期決算から適用される税制改正項目(前半)やこれからの経理が対応しなければいけないインボイス制度の実務上の対応(後半)まで幅広く解説しました。
講師:辻・本郷税理士法人/佐々木和彦氏( パートナー 税理士)
今すぐ決算早期化を実現する方法、経理部を進化させる実務とは
決算早期化・効率化、残業削減、リモートワークへの対応などの社会的要請がありますが、それを実現している企業は増えません。逆に、決算早期化を実現している上場企業の割合は減少傾向にあります。
本セミナーでは、「監査する側」と「監査される側」の両方の経験を持ち、上場企業40社以上の決算早期化コンサルティングに従事してきた実績のある講師が、今までの体験をもとに決算早期化・効率化を達成する方法や成功事例を紹介します。さらに、単に決算早期化を達成させるだけではなく、経理部の価値を高め、『強い経理部』に変えていくための仕組みの作り方、経理部を進化させるための実務についても説明しました。
講師:武田公認会計士事務所/武田 雄治氏(代表/公認会計士)
YouTube『黒字社長塾チャンネル』で決算早期化セミナーを配信中。
講義の様子
講義は、全講義オンラインにて座学を中心に行いました。実際に実務にも携わる税理士・公認会計士の先生へ直接、最新の法令・制度改正の対応方法をお伺いすることで、より実務にも反映できる理解が深まったと多くの方よりご意見を頂戴しました。また、土曜日にはこれからの経理に求められるスキルや業務の効率化についても分かりやすく解説いただきました。普段忙しい業務の中ではなかなか検討ができない内容についても、深く考える時間になったのではないでしょうか。丸2日間で合計9講義と盛りだくさんの内容の中、内容が多すぎて頭がパンクしそうだというお声も頂いておりましたが、ご参加いただいた方々に「今の自分より一歩未来へ踏み出す」2日間をご提供できたことを嬉しく思います。
経理プラスコミュニティ限定イベント
今回の経理プラスサミット開催中には「経理プラスコミュニティ」の会員限定のイベントも開催しておりました。
Day1:経理の業務体制共有会
~株式会社ラクスの電子帳簿保存法対応と経理体制~
「経理プラス」を運営する株式会社ラクスの経理財務部の経理体制と電子帳簿保存法への対応フローを赤裸々にご紹介いたしました。
ご紹介後は登壇したラクス経理部員も含め、参加者の皆様同士でもご相談しあえる交流時間を設けており、より深く実務についてのお話で盛り上がりました。
Day2:コミュニティ交流会~さくっとランチ会~
「経理プラスコミュニティ」では経理担当者様同士交流できる機会を作りたいという思いで「経理交流会」を定期的に開催しています。今回は休日のお昼にフリートークというライトな会を行いました。
交流会では通常の経理業務についてはもちろん、今回の経理プラスサミットでも扱っていた、最新の制度・法改正への対応や、リモートワークなどへの取り組み、活用しているシステムについてなど気軽に相談しあえる会となりました。
話していると時間があっという間、再度開催してほしいという声を多数いただいており、「経理プラスコミュニティ」ではこれからも定期的に交流会イベントを開催していく予定です。
次回開催もお楽しみに!
今回も全国の経理担当者の方にご参加いただきました。
今後も経理の皆様にお役に立てる勉強会などのイベントを開催していきたいと思っております。こんなテーマで開催してほしい、こんなイベントに参加したい、などご意見がございましたら、お気軽にお寄せいただけますと幸いです。
実施が決定しましたら「経理プラス」や、SNS、メルマガ等でご案内をさせていただきます。今後とも「経理プラス」をよろしくお願いいたします。
この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。