簿記の学習にあたり、大事な視点5選!
こんにちは。CPAラーニングで簿記の講師をしている登川と言います。
日商簿記検定はとても人気のある資格ですが、一方で早い段階でつまずいてしまう方も一定割合いらっしゃいます。これは非常にもったいないことだなと感じています。そこで今回は、簿記の勉強を始める方に向けて、大事な視点を5つお伝えします。
今回お伝えする視点をもって学習すれば、つまずかずに勉強ができるはずです。ぜひ最後まで読んでいただき、日商簿記検定の合格を勝ち取ってほしいと思います。
1.最初は根気強く勉強しよう!
貸借対照表、損益計算書、借方・貸方、仕訳、勘定、試算表などなど、
これらは、簿記で最初に登場する専門用語の一部です。
このような日常生活で耳にすることがない用語や独特の言い回しが、簿記では多く出てきます。
そのため、勉強を始めたばかりの段階では、教科書の文章を読むのも一苦労します。
このとき大事なのは、音を上げないことです。
専門用語が多い簿記では、最初スムーズに進められないのはしょうがないことなのです。
ただ、勉強を進めていくとだんだん慣れてきます。
そして、慣れてさえしまえば、教科書もスラスラと読めるようになります。
最初はスムーズに勉強できなかったとしても、苦手意識を持つ必要はありません。
慣れるまで根気強く勉強しましょう。
2.理解を心がけよう!
簿記は理解することが非常に重要です。
「理解」の反対は、「単純暗記」ですが、簿記は試験範囲が広いため、
暗記に頼った勉強法だと限界があります。
広い試験範囲に対応するために、理解を大事にしながら進めるようにしてください。
しかし、簿記は専門用語も多いため、理解することが難しいのは事実としてあります。
できれば独学よりも、ちゃんと教わることが大切です。
私が講師を務めているCPAラーニングでは、完全無料で簿記3級や2級の講義動画を見ることができますのでおすすめです。
CPAラーニング
(ちなみに、講義動画の他にも教科書、問題集、模擬試験すべて無料で利用できます)
3.問題演習を大事にしよう!
理解と同じくらい大事なことがあります。
それは問題演習です。
簿記はスポーツに似ている側面があります。
身体を動かさないとスポーツが上手くならないのと同じで、
簿記も実際に問題を解かないと、身につけられません。
また、問題を解くことで理解が深まるという一面もあります。
問題演習をしながら勉強を進めるようにしましょう。
ちなみに、「同じ問題を定期的に解き直す」という勉強法がかなり効果的です。
4. 積み上げを意識する!
簿記は積み上げ型の科目です。
前の内容がわかっていないと、次の内容がわからないという場面が多く出てきます(この点は数学に近いと言えます)。
そのため、全範囲をさらっと勉強してから、一気に総復習というやり方は非効率な勉強法となります。
焦って勉強しても効果は上がりません。1つひとつを積み上げていく意識が大切です。
おすすめなのは、単元毎に復習をしながら進めるという勉強法です。
新しい単元を学習する都度、問題演習を行うようにしましょう。
5.期日を決める!
日商簿記検定ではネット試験が導入されています。
ネット試験とは、インターネット経由で配信される問題をPCの画面上で受験する試験方式です。
とは言っても自宅では受験できず、商工会議所認定のテストセンターで受験します。
※CPAラーニングでは、無料でネット試験の模擬試験を受験できます。
ネット試験の実施日時はテストセンターにより異なりますが、毎日実施しているテストセンターもあり、自分のタイミングで受験することが可能です。
このため、受験日を自分で決められるという点が、ネット試験の大きなメリットになっています。
しかしこれは、裏を返せばいくらでも先延ばしができてしまうということです。
そのため、受験する日を決めておかないと、ダラダラ勉強してしまう可能性があります。
簿記の勉強を始めたら、「この日に受ける!」と受験日を決めるようにしましょう。
そうならないよう、簿記の勉強を始めたら「この日に受ける!」と受験日を決めるようにしましょう(早めに申し込んでしまうのがおすすめです)。
ちなみに簿記3級の学習期間の目安は、標準的には3か月程度ですが、なかには最短1か月で合格される方もいらっしゃいます。
最後に
本記事は以上です。
簿記はビジネスの共通言語と言われ、簿記を学ぶことで将来の可能性や選択肢が大きく広がります。
正しい視点をもって学習し、ぜひ合格を勝ち取ってください。
この内容は更新日時点の情報となります。掲載の情報は法改正などにより変更になっている可能性があります。