第2回「覆面経理座談会」を開催しました!
2016年5月某日、経理担当者を対象とした第2回「覆面経理座談会」を開催いたしました。初対面の経理担当者が2時間に渡り、下記の4テーマに基づいて意見を取り交わしました。
- チームマネジメントについて
- 部下の教育について
- 5年、10年、20年後のキャリアプランについて
- 評価制度について
- 経理管理職について
この度、その様子を完全収録したレポートを提供開始いたしました!無料でダウンロードいただけますので、是非ご覧ください。
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経理プラス:「経理管理職が本音を語る!第2回 覆面経理座談会」
本日は、レポートの中から座談会の様子を一部抜粋しお届けいたします。
参加者プロフィール
今回の座談会では、4名の経理の方にお集まりいただきました。
司会も現役の経理が担当!5名の覆面だからこそ語れる!?トーク内容をお楽しみください。
小谷 優介さん(仮名)
製薬メーカー勤務。経理部門は5名。起業経験を経て、経理の道へ。
経理としては現在の会社で2社目、ITの上場企業から現職へ転職した。
澤田 広臣さん(仮名)
ビジネスパーソン向けのマネジメント教育を提供する会社に勤務。グループ会社や学校法人、海外現地法人を含め13企業の経理を統括して行っている 。経理部門は6名。
村山 正之さん(仮名)
総勢十数名の製造業企業に勤務。経理部門は3名。少人数のため、経理業務に限らず総務系の業務も担当している。
海田 葉子さん(仮名)
総勢25名の製造業企業に勤務。経理担当は2名。自身はずっと経理畑だったが、現在は管理部長として、人事、総務、経理担当を束ねている。
司会 : S(株式会社ラクス 経理財務部)
株式会社ラクス 経理部門所属
経理部の人数は8名。正社員5名、アルバイト1名、派遣社員2名の体制をとっている。現在の仕事内容はマネジメントが中心。
チームマネジメントで気をつけていること
[S] まず、例として私の話をさせていただきますね。
私は、「メンバー一人ひとりが意見を出しやすい環境づくりをしたい」と思っています。マネジメントの職についていると、会社で何か問題が起きたり、新たな検討をしないといけないときは、まず自分自身で検討して案を作っていくと思います。けれど、やっぱり組織なので、本来はメンバーからも意見がどんどん上げてもらった方がいいと思うんです。自分だけで考えると、自身の範囲を超えた新しいアイディアはなかなか出てこないけど、メンバーからも意見を出してもらえば、自分では考えが及ばないアイディアが出てくるかもしれない。一定水準の経験・知識を共有することで意見が出やすい状況が作れればというふうに思っています。
[小谷] 私もSさんの意見と同じように「知識格差」をなるべくなくすことが重要だと思っています。たとえば新しいプロジェクトが立ち上がったときに、部内でも他部署でも知識に差がある人と議論しても進みませんよね。最悪な場合、一人一人に意見を聞いても結局使えるものがないときもある。このようなときは、こちらがたたき台を作らないと議論が進まなかったりします。そういう背景で、経理部門においても知識のレベルを近くしておく必要があると思っています。
[S] 村山さんはいかがでしょう。
[村山] 経理には気を使わないといけないシーンが多いですよね。いわゆる空気を読むというやつです。言っていいときと、言ってはいけない場合と、間のとり方には気を使っています。
あとは、メンバーのモチベーション管理に苦労しています。自分にやっていることがどのくらい意義のある仕事なのかということを理解してもらって、それを励みにしてもらう、そういう意識が大事だと捉えています。
[S] それは貢献度とか意義を、いかに一緒に働いている方に感じてもらうかということですか。
[村山] そうですね。日頃の業務では非常にモチベーションがそがれることもあるんですが、その辺は何とか意識を持ってしのいでいます。
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経理プラス:「経理管理職が本音を語る!第2回 覆面経理座談会」
部下の評価のはなし
[海田] (前略)部下の評価ってみなさんどうやっていますか。どうやって評価をして昇給に反映させるとか、お聞きしてみたいです。
私の会社には評価制度があって、評価面談をするんですけど、それが来年の昇給にどれぐらい反映されるかというのが、制度が開始されたばかりでまだ明確ではないんです。皆さんのところには、数値などで厳格に評価する基準はありますか。
[小谷] 私の会社は基本的に査定は甘いです。私個人としては、部下が評価してもらいたいと思っているところは、ちゃんと評価してあげないと思っています。評価というよりはコミュニケーションに近いのかな。まずは、直属の上司と部下の関係の上で、評価します。ここはすばらしいとか、助かっているとか。そこからプラスして、本人が評価してもらいたいと思っているところを評価して、どのくらい良くものをつけられるかというふうにしています。直属の上司である私の立場から、部下の自己査定よりも低くつけるというのは私はしません。しょせん経理で、そもそも高い評価はもらえないので、結局いくら甘くつけても枠はそれほど変わらないというのがあるので。なので、私は評価では人間関係を大事にしています。
[澤田] 私の会社では、目標管理と、360度評価をやっています。上も下も周りも点数をつける体制ですね。目標管理は上司との面談だけど360度評価は周り全員なので、数字がシビアに出てきます。結構多いのは、自分では評価が高いと思っているけど、360度評価が低くて、評価もよくないケース。仕事ができることだけじゃなくて、プロセスとかやり方、コミュニケーションも見ていますね。
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今回の公開はここまでです。
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